2009/12/17
シガー・ロスのカリスマ・ヴォーカリストであり、“ヨンシー”として世界的知名度のあるヨンシー・バーギッソンによる 初のソロ・アルバム『GO』が3月17日に日本先行発売決定! ソロ・アルバムをレコーディングする事になったいきさつは、これまでヨンシーが書いてきた作品の中でシガー・ロスとして発表するにはどうもしっくりこない曲が結構たまっていたからだそう。それら一部を初めてアルバムにまとめたのが、今年7月にパートナーのアレックス・ソマーズとリリースしたインストゥルメンタルで壮大なピース『ライスボーイ・スリープス』。だが『GO』はまったく毛色の違う作品であり、希望とエクスタシーに満ちて生き生きとドラマチックに仕上がっている。あの独特のファルセット・ヴォイスが全曲(大半が英語)にフィーチャーされている。 『GO』に取りかかったばかりの頃は、落ち着いたアコースティックなアルバムにしようとヨンシーは思っていた。ところが、「なんか途中から爆発しちゃった感じなんだ」とヨンシー。そして純然たる音の花火となって爆発したのだ。ストレートなポップレコードでもなく、ロックでもフォークでも、アンビエントでもエレクトロニックでもない。ヨンシーはこういったジャンルをすべて取り入れて音楽のパレットを作り、自由な精神に富んだコラボレーターたちと命を吹き込んだのだ。主なコラボレーターはニコ・マーリー。彼はフィリップ・グラスの弟分で、ビョークやアントニー&ザ・ジョンソンズ、ボニー“プリンス”ビリー、グリズリー・ベアとのコラボレーションで知られる。ニコは『GO』の収録曲全部のアレンジを手掛けており、自身が弾くオフビートなピアノにストリングス、ブラス、木管楽器を加えて遊び心たっぷりに仕上げている。 そしてなんといっても際立っているのはヨンシーのヴォーカルだ。これほど彼のヴォーカルが前面に出たアレンジがあっただろうか。まるで亡霊のようだと思えば、今度は包み込むような温かさに満ちており、また別の曲ではバッキングヴォーカルとしてハチャメチャに急降下したり突っ込んだりする。 このアルバム『GO』は、アーティスト自身が思いっきり楽しんで作ったアルバムであり、今最も独創的なクリエーターからの刺激的な音楽の贈り物なのだ。現在本人のオフィシャル・サイトへいくと一曲無料ダウンロード出来るようになっている。 ヨンシーはこれらの楽曲をひっさげて、2010年いっぱいワールドツアーを行なう予定。来年3月17日に日本先行発売という形でリリースを予定。
◆ヨンシー 海外オフィシャルサイト
http://www.jonsi.com
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